Kotobase用追加規約

2025年6月26日制定

以下の条件は、株式会社富士通ローンチパッド(以下「ローンチパッド」又は「当社」といいます。)が運営及び提供するKotobase Slackプラグイン及び同プラグインを通じて提供されるサービス(以下「Kotobase」といいます。)に適用されます。Kotobaseへのアクセス及びその利用には、当社の利用規約(以下「本利用規約」といいます。)、当社のプライバシーポリシーのほか、以下のKotobase用追加規約(以下「本追加規約」といい、総称して「本規約等」といいます。)が適用されます。 

Kotobase Slackプラグインをダウンロードすることにより、本利用規約、本追加規約、及び当社のプライバシーポリシーに同意したことになります。本規約等はお客様(以下「お客様」又は「ユーザー」といいます。)と当社の間の拘束力を有する契約となるため、時間をとってこれらを全てよくお読みください。お客様が企業や学校等の組織の一員としてKotobaseにアクセスし利用する場合、お客様は、当該組織を代理して法的拘束力を有する契約を締結する法的権限を有することを表明するものとし、本規約等における「お客様」又は「ユーザー」という表現は、文脈に応じて当該組織を指すものとします。 

本追加規約で定義されていない用語は、本利用規約で定められた意味を有するものとします。Kotobaseに関連する事項について本追加規約と本利用規約が矛盾する場合は、本追加規約が優先するものとします。

Kotobase又は本規約等に関してご質問がある場合は、当社のサポートチーム[email protected]にご連絡ください。 

Kotobaseの利用

Kotobaseは、OpenAIの大規模言語モデルを活用してSlackのメッセージをリアルタイムで翻訳するSlackワークスペース用プラグインです。当初はローンチパッドが内部ツールとして開発したもので、コミュニケーション効率を高め、ミスコミュニケーションのリスクを減らして、多様な言語で働くチームが円滑に協働できるようにするために利用しています。現在多くの組織がグローバル化、多文化・多言語化の進む環境において活動しているとの認識のもと、Kotobaseを他の方々にもご利用いただけるようにいたします。Kotobaseが私たちと同様に、お客様のチームにもお役に立てばと思います。

Kotobaseへのアクセス

お客様が本規約等を遵守することを条件として、当社は、Kotobaseにアクセスしこれを利用するための、非独占的、サブライセンス不可の権利をお客様に付与します。Kotobaseは、当社のランディングページからダウンロードすることができます。また、Slack Marketplace又はその他の外部のウェブサイト及びマーケットプレイスからもダウンロードできるようになる可能性があります。Kotobaseが入手できるか否かは、Slack Marketplaceなどの外部ウェブサイト(以下「マーケットプレイス」といいます。)によることをご理解、ご了承ください。各マーケットプレイスには独自の条件が定められている場合があり、Kotobaseをダウンロードする前にかかる条件に同意する必要があります。お客様は、本規約等を完全に遵守することに加えて、該当するマーケットプレイスの条件を遵守することにご同意いただくものとし、Kotobaseの使用ライセンスについても、かかる遵守が条件となるものとします。 

Kotobaseの利用を停止されたい場合は、いつでもご自身のSlackワークスペースからKotobaseを削除することにより、利用を停止することができます。SlackワークスペースからKotobaseを削除しても、以前にKotobaseで行った翻訳は影響を受けず、Slack内に残り、引き続きご覧いただけます。

システム要件

Kotobaseは、OpenAI APIを利用するSlackワークスペース用のプラグインです。Kotobaseを使用するには、まずSlackワークスペースを作成するかそのアクセス権を有し、有効なOpenAI APIキーを取得する必要があります。加えて、ご自身のSlackワークスペースにKotobaseを追加するために、必要な権限を有していること(すなわち、ワークスペース管理者であること)及びKotobaseに対してお客様のSlackワークスペースにアクセスする適切な許可を与えることが必要になります。KotobaseがSlackワークスペースに追加されたら、ワークスペース管理者にてSlackのKotobaseアプリ設定ページにアクセスし、有効なOpenAI APIキーを入力してください。有効なOpenAI APIキーが提供されなければ、Kotobaseは作動しません。

お客様は、Slackのアカウントを設定し、Slackワークスペースを作成し、ご自分のOpenAI APIキーを入手することについて、全責任を負うものとします。また、Slack及びOpenAI APIの使用に関連してSlack及びOpenAIにより請求される料金、並びにSlack及びOpenAIとの間で適用される契約、利用・サービス規約及びその他のポリシーの遵守についてもすべてお客様が責任を負うものとします。さらに、Kotobaseの可用性及びパフォーマンスは、お客様のみが管理できるその他の要素(お客様のデバイス、インターネット接続、その他の関連するシステム及び機器の仕様など)に左右されることをご理解、ご了承ください。

KotobaseがSlackワークスペースに追加されると、お客様のニーズに合わせてワークスペース管理者がKotobaseの設定を行えるようになります。管理者ユーザーの追加若しくは削除、翻訳のデフォルト設定の変更、及びKotoBasとワークスペース内のチャンネルの連携方法の管理を行うことができます。Kotobaseの機能の中には管理者パネルでオンにしなければ使えないものもあるため、設定内容にご留意ください。

必要なシステム要素が全て揃っているか、及び、それらに互換性があり適切に設定されているかについては、お客様の責任でご確認ください。システム及び互換性の要件が満たされていない場合、Kotobaseが記載通りに機能しない可能性があることにご留意ください。 

制約事項

Kotobaseは、上述したもののほか、様々な外部製品及びサービスに依拠、連携して運用されています。当社は、かかる外部製品及びサービスの運用又は可用性を制御することはできず、外部製品及びサービスにかかる問題がKotobaseの利用及び確実性に影響を及ぼす可能性があります。とりわけ、Slack若しくはOpenAIの機能停止、SlackやOpenAIのバグ、お客様のOpenAI APIキーが無効となった場合(OpenAIへの支払に問題が生じたためキーが無効化若しくは停止されたなど)、又はお客様のSlackアカウントが終了した場合等に、Kotobaseの利用に影響が生じえます。Kotobaseの利用中に技術的な問題が生じた場合は、当社のサポートチーム [email protected] にご連絡ください。

Kotobaseの目的は、多様な言語で働くチームが円滑にコミュニケーションするために役立つ翻訳ツールを提供することです。当社は、Kotobaseの翻訳が100パーセント正確である又は信頼できることを保証するものではありません。さらに、Kotobaseは一定の制限を受けており、以下の場合には正確な翻訳ができない又は全く翻訳ができない可能性があります。

  • 元のメッセージに翻訳可能な内容が含まれていない場合(絵文字やURLしか含まれていないメッセージなど)
  • 元のメッセージに明確な「主語」がない場合(代名詞を省略することの多い言語において特に顕著にみられます)
  • 元のメッセージが一連のメッセージの一部であるため、重要な文脈が欠けている場合(Kotobaseは、前のメッセージの内容を考慮することなく、各メッセージを個別に翻訳します)
  • 元のメッセージに重大な誤りが含まれているために、Kotobaseが当該メッセージの内容を正確に理解することが困難な場合

Kotobaseは、専門的な翻訳サービスではなく、その翻訳の正確性について保証することはできません。また、OpenAIの大規模言語モデルを活用してメッセージを翻訳しているものの、複雑な法律若しくは医学文書、又は専門用語を含む文書など、高度な専門知識及び背景を要するメッセージは翻訳できない可能性があります。お客様は、重要な目的のため又は正確性の証明を必要とする翻訳(例えば公正証書など)についてはKotobaseの翻訳に依拠しないことに同意するものとします。

プライバシー

お住いの場所のデータ保護法及びプライバシー法によって、お客様及びお客様によるKotobaseの利用に一定の責任が課される場合があります。さらに、お客様によるKotobaseの利用に、SlackやOpenAIのような外部製品及びサービスのデータプライバシーポリシーが適用される場合があります。お客様は、Kotobaseを利用する際に適用される法律及びポリシーを必ず遵守することについて、お客様が全責任を負うことに同意するものとします。Kotobaseを通じて収集及び生成されたデータの取扱に関する詳細については、以下の「ユーザーのフィードバック及びデータ」の項目並びに当社のプライバシーポリシーをご参照ください。

Kotobaseではメッセージの翻訳にOpenAI APIを使用しますが、デフォルトではOpenAIがそのAPIプラットフォームを通じて取得したデータはOpenAIのモデルの学習には使用されません。当社ではOpenAIが当社から取得したデータをモデルの学習に使用することを許可していません。ただし、APIを利用するお客様がご自身のデータをOpenAIへ提供するかどうかを決めることができます。Kotobaseの利用にはお客様ご自身が取得したOpen AI APIキーを使用することになるため、当社がお客様のOpenAIへのデータ提供を管理することはありません。データの共有に関してはAPIダッシュボードからご自身で設定を行ってください。詳しくはOpenAIのプライバシーポリシーおよびデータの使用方法に関するポリシーをご確認ください。

知的財産権

Kotobaseに係る全ての知的財産権(著作権、特許、商標、及び営業秘密を含みますがこれに限りません。)は当社又はそのライセンサーが保有します。お客様がKotobaseを保有、アクセス、及び利用することによって、かかる知的財産権に係る権利、権原又は利益がお客様又は第三者に移転することはありません。当社及びそのライセンサーは、本規約等において付与されたもの以外の全ての権利を留保します。

Slackメッセージ及びファイルなど、お客様のSlackワークスペース内のコンテンツ(以下「ユーザーコンテンツ」といいます。)にかかる全ての知的財産権(著作権、特許、商標、及び営業秘密を含みますがこれに限りません。)は、お客様に帰属します。お客様は、当社がユーザーコンテンツを、翻訳の提供、技術サポート上の問題への対応又は新機能及びサービスの開発など、Kotobaseの運用及び改良のために使用することに同意するものとします。また、当社は、本段落に定める目的のために限り、これらの権利を当社のサービスプロバイダーにサブライセンスすることができるものとします。 上記以外の目的のために当社がユーザーコンテンツを保持または使用することはありません。

ユーザーのフィードバック及びデータ

お客様は、Kotobaseに関するコメント、提案又はフィードバック(そのサービス及び機能の改良方法を含みます。以下「フィードバック等」といいます。)を随時提出することができ、また、当社からこれを求める場合もあります。フィードバック等を提出することにより、お客様は、当該フィードバック等は自発的に、無償で、いかなる制限もつけずになされたこと、並びに当社は当該フィードバック等及びその内容を目的の如何を問わず、当社の単独の裁量で、お客様に報酬を支払うことなく使用、複製、修正、発表又は再配信できることに同意するものとします。お客様は、ここに当社に対して、お客様のフィードバック等(関連する全ての知的財産権を含みます。)にアクセスし、表示又はその他の方法により使用する非独占的、世界的、ロイヤリティフリー、永続的、取消不可、譲渡可能、かつサブライセンス可能な権利を付与するものとします。

本利用規約に従って、当社は、お客様のKotobaseの利用をモニタリングし、かかる利用に関連するデータを収集します。この集計データの知的財産権は当社が所有するものとし、お客様は、当社がかかるデータを、適用法令により許容され、かつ個人が特定されない方法で使用できることに同意するものとします。 

またお客様は、当社に対して、お客様のアカウント及びお客様によるKotobaseの利用に関連する情報、コンテンツ、及びデータ(以下「ユーザーデータ」といいます。)を使用する世界的、ロイヤリティフリー、永続的、取消不可、譲渡可能、かつサブライセンス可能なライセンスも付与するものとし、当社がユーザーデータを、Kotobaseの運営及びユーザーへの提供並びにKotobaseに関連するその他の事業目的(Kotobaseの性能及び機能性の向上、Kotobaseの新機能の開発、並びにユーザーの行動及びKotobaseとの関わりの分析を含みますがこれに限りません。)に使用できることに同意するものとします。さらに、当社は、お客様に対してKotobaseに関する連絡又はコミュニケーションを行うためにユーザーデータを使用することができます。その他当社の個人情報の取扱に関する詳細については、当社のプライバシーポリシーをご参照ください。

商標 

「Kotobase」、「Kotobase」のロゴ、並びにKotobaseに関連するその他の商標及びサービスマーク並びにその他のロゴ、製品名、及びサービス名は、当社に帰属するKotobaseの商標です。お客様は、かかる商標及びサービスマークを、当社の書面による事前の承諾なしに、いかなる方法でも複製、使用又は表示してはなりません。 

Kotobaseの変更

当社は、常にKotobaseの改良を行っており、かかる改良にあたり、事前にユーザーに通知することなく機能の追加、変更又は削除を行う場合があります。当社は、Kotobaseの利用に重大な悪影響を及ぼす変更を行う場合、又はKotobaseの提供を停止する決定をした場合、お客様に対して合理的な期間を置いて事前に通知いたします。現在、Kotobaseは無料で利用することができますが、当社は、将来サブスクリプション料金を請求し又はその他の料金体系を導入する権利を留保します。料金の請求を開始する又は料金体系を変更する決定をした場合、当社は、かかる変更について合理的な期間を置いて事前にお客様に通知いたします。変更をご承諾いただけない場合は、変更の効力が生じる前にアカウントを解約し、Kotobaseの利用を停止することができます。

補償 

お客様は、お客様の過失、故意の違法行為又は本追加規約の違反から生じた一切の損失、請求又は費用(合理的な弁護士報酬を含みます。)(以下「損失等」といいます。)、並びにお客様によるKotobaseへのアクセス若しくはその使用又はお客様による第三者の知的財産権の侵害(お客様のアカウントを使用した第三者によるものを含みます。)により生じた第三者からの請求について、当社及びその関連会社、並びに当社の役員、取締役、従業員、代理人、承継人及び譲受人に対して補償責任を負うことに同意するものとします。

保証及び免責事項

Kotobaseについては、明示・黙示を問わずいかなる種類の保証又は表明もされず現状有姿にて提供されます。当社は、Kotobaseが常に利用可能であり、中断されず、又はエラーが生じないことを保証するものではありません。また、Kotobaseの翻訳が正確又は信頼できるものであることを保証するものではありません。Kotobaseの利用又はアクセス中に技術的な問題が生じた場合は、Kotobaseのサポートチームに連絡してください。 

当社はここに、明示・黙示を問わず全ての保証を明示的に否認し、とりわけ商品性、特定目的への適合性、及び非侵害性の黙示の保証を明確に否認します。

当社は、違約罰若しくは損害賠償の予定、又はいかなる種類の特別、間接的、結果的、懲罰的又は付随的損害(逸失利益を含みますがこれに限りません。)についても責任を負いません。これは当該損失又は損害が契約違反、表明保証違反、不法行為、過失、厳格責任又はその他に起因するものか、当該損失又は損害の可能性について当社が知らされていたか、当該損失又は損害が予見可能であるかを問いません。本追加規約に起因又は関連して生じる当社のお客様に対する責任の総額は、100米ドルを上限とします。上記にかかわらず、かかる責任の制限又は免除が適用法令により許容されない場合は、かかる制限は、適用法令により許容される最大の範囲で適用されるものとします。

紛争解決・準拠法・裁判所

本規約等又は本規約等に基づいて当社がお客様に提供する本サービスに起因又は関連して生じる全ての紛争、法的措置及び手続には、抵触法の規定にかかわらず、日本法が適用されるものとします。かかる紛争については、東京地方裁判所を専属的合意管轄裁判所とするものとします。

本追加規約の変更

当社は、いつでも、理由の如何を問わず、当社の裁量で本追加規約を変更する権利を留保します。本追加規約が変更された際は、最新版は当社のウェブサイト(flp.studio/kotobase-terms/terms-of-service)から入手することができます。お客様は、Kotobaseの利用又はアクセスを続けることにより、改訂後の本追加規約への同意を表明したものします。変更をご承諾いただけない場合は、ご自分のSlackワークスペースからKotobaseを削除することにより、その利用を停止することができます。

サポート及び質問

Kotobaseに関してご質問がある場合又はサポートが必要な場合は、[email protected]から当社にご連絡ください。

旧バージョンのKotobase用追加規約

下記リンクから、本追加規約の旧バージョンをご覧いただけます。

バージョン1.0  2025年05月22日